一人医師医療法人
一人医師医療法人とは、医師又は歯科医師が常時一名以上勤務する診療所などの医療機関で、都道府県知事などの認可を受けて設立される法人をいいます。
一人医師医療法人は診療所の経営と家計を明確に分離し、地域社会で初期診療という重要な役割を担っている診療所機能の充実を図るとともに、医業の非営利性という観点から、出資に対する配当を禁止することにより、経営基盤の強化と組織の適正化・合理化を図ることを目的としています。
この目的を達成するために昭和25年の医療法改正で初めて医療法人が創設されました。この時には3名以上の医師又は歯科医師が常勤していることが設立の要件でしたが、昭和60年の医療法の改正で医師一人でも法人を設立することができるようになりました。これを一人医師医療法人と呼び、その後個人開業医の法人化が飛躍的に進むことになりました。